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Commew勉強便り「問題や参考書等を読むのが遅いと言う人を変える方法」

こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。

先日、「模擬試験Q&Aイベント」や勉強相談が好評ながら終わりました。
台風の影響による開催延期もありましたが、何とか終えることができてよかったです。
ご参加頂きありがとうございました。我々も色々なご相談を聞くことができて大変勉強になりました。

その際に学生さんから頂戴した質問に、
「問題や参考書等を読むのが遅くて、見直しの時間が足りない」、
「一日の復習が追いつかない」という相談が多くありましたので、今回関連することを書かせてもらいます。

勉強は、時間との闘いです。
もちろん「時間制限を設けること」で、勉強に取り組む時間を制限し、その範囲内で終えるように自分にプレッシャーをかける方法があります。
そしてそれに加えて重要なのは「情報処理速度」です。

実はこの情報処理速度は、あるトレーニングによって高めることができます。
情報処理速度を高める方法の一つが「ビジョントレーニング(視覚機能を高めるトレーニング)」です。
五感のうち、眼からの情報は80%を占めますので勉強に大きく影響します。

ではどのような方法でその能力を高めることができるのか具体例をご紹介します。

例)参考書等の読書におけるトレーニング
 
参考書等を読む際の読書速度を上げます。
最初は、普段通りの読書速度で区切りの良いところまで読んでください。その際に要した時間を計測します。
次に、同じ範囲をさきほどよりも少し速く読もうと意識した上で取り組んで頂き、同様に要した時間を計測します。

これで時間が短縮できていれば、意識における速度コントロールはクリアです。

脳は設定された基準に合わせようとします。
日常から「ゆっくり読まないと理解できない」という方は、そのスピードで脳が満足しているため、情報処理速度はそれ以上伸びません。
「速度を上げると、適当になってしまい頭に入らない」という悩みも聞きますが、それもその速度で取り組むことが習慣化されていないからです。

薬剤師国家試験の試験時間から一問あたりにかけることができる時間を考えると、以下の通りです。

必須問題は1問に1分。
理論問題は1問に2分30秒。
実践問題は1問に2分30秒(1題(2連問)で5分)。

この時間内で、問題を読み、考え、また見直しの時間を確保する必要があります。
そのため、薬剤師国家試験過去問題(既出問題)等の演習時は、もちろんこれよりも時間を短く設定し、速度を上げる意識を持つとよいと思います。

また、ビジョントレーニングは読書速度を高めるだけではなく、取り込む情報量も増加させます。
先と同じように、どのような方法でその情報量を増加することができるのか具体例をご紹介します。

例)通学のバスや電車内でのトレーニング
 
バスや電車から外を流れる看板や吊り広告の情報を瞬時にできる限り多く読み取ろうと意識し眼を動かします。
およそ5秒みつめて、一旦視野から外し、そこに記事のキャッチコピー、巻頭モデル、店舗電話番号など、どのような情報が書かれてあったか考え、自分にクイズを出して自問自答します。

この意識的なトレーニングを繰り返して瞬時に情報を脳に送る習慣が身につくと、通常の勉強における情報収集速度も飛躍的に上がります。
是非日常に取り入れて実践してください。

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