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Commew勉強便り「薬剤師国家試験・卒業試験・定期試験当日の過ごし方」

こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。

ここ数週間、定期試験や卒業試験対策をしている中で、受講生から「試験当日の過ごし方」をよく相談されます。
緊張感やプレッシャー、色々なものと戦いながら、自身の気持ちを保たなければならないため、心構えがあるだけでも大きく違うと思いますので、この場でお伝えします。
どちらかというと薬剤師国家試験受験の方対象の話になりますがご容赦ください。

目次

1.試験当日何を勉強すべきか
2.会場内周囲はシャットアウト、自身の殻に閉じこもるべし
3.友達同士での採点作業は厳禁
4.解答速報での採点

1.試験当日何を勉強すべきか

試験開始前、試験の間の休憩時間に、いつものように集中できる時間ではないとはいえ、テキストや問題集を開いて勉強する方が多いと思います。
その時に「難易度の高い問題」などを開くことは避けることが賢明です。土壇場で自身の不得手な範囲を眺めても不安だけが残ります。

それならば、慣れ親しんだ範囲等をテキストでパラパラと眺める程度が最適かもしれません。
薬理でざっくりと薬物名の表を確認する、など、端的に確認できる作業に時間を費やすのが一番です。

本番では、「なんだこれは!さっぱりもって分からない!」という問題もあるでしょうが、「あれ、これ何だっけ?この間やったのに、あれ???」という状況に遭遇することもあります。得点を上げるためには、後者のような問題を1つでも多く減らすことが大切です。

そのためには何をしたら良いかというと「ささっと読み流す」ことです。
勉強した内容は、脳の引き出しの中に収納されます。
「あれ?この前やったのに何だっけ?」というのは、その内容が頭に無いわけではなく、その引き出しが開かないのです。
開きやすいように潤滑油をさしてあげる、その方法の1つが「ささっと読み流す」ことなのです。

2.会場内周囲はシャットアウト、自身の殻に閉じこもるべし

休憩時間にはこんな言葉が聞こえてくることがあります。
「簡単やったね、これで落ちるとかまず無いわ。」
「普通に8割くらいはあると思う。」・・・。

そんな言葉にその場で焦り、集中できずに頭が真っ白なってしまったという方も毎年珍しくありません。
こんなデリカシーの無い会話に惑わされ、自身が努力して身につけた力を存分に発揮出来ない・・・。とてつもなく勿体ないですし馬鹿馬鹿しいです。

オール無視です。完全に下界との繋がりをシャットアウトしてください。
耳栓をするも良し、ノイズキャンセリング機能(周囲の騒音を軽減する)のついたイヤホンやヘッドホンをするも良し。
自分のペースやスタンスを崩さず、マイペースを保つことが大切です。

3.友達同士での採点作業は厳禁

「問130の答えって何にした?2と4だよね?」と、友達同士で答え合わせ、これも全くもって意味の無い作業です。
全員の答えが一致すれば良いでしょうが、異なっていたらどうでしょう。
厚労省から解答が発表されたわけでもなく、どれが本当に正しいかなんて分かりません。友人同士で解答がズレたなら、正解している人もそうでない人も不安になるだけです。

その会話をしている段階で、マークシートは試験監督の手元にあるわけですから、その一つにこだわらず開き直りましょう、過去は振り返らない。

そうこうしているうちに次の試験時間が待ち受けているわけですから、次を考えましょう、次を・・・。
次の試験内容のテキストを流し見している方が絶対にプラスです。

4.解答速報での採点

試験当日は、予備校のホームページなどに解答速報が発表されます。極端な例では、受験終了後に予想解答が配布されることもあります。
休憩時間にこれらを見て採点する、これはおすすめできません。

気になった問題の解答をそっと見てみる。正解していればモチベーションも上がるでしょう。
では気になって確認した問題がすべて不正解だったら・・・。
もはや心はバキバキに折れ曲がってしまうはず。
そもそも、この問題の解答って何だろう?と気になる問題自体、解答に自信のない問題であり、間違っていても何ら不思議はありません。

しかし、試験の合間の心が不安定な状態では「あやふやな問題だったから仕方ない」なんて思える余裕はなかなかありません。
間違えてしまったというネガティブな気持ちをずっと引きずったまま、その次の試験を受けることになります。これは辛いです。
先ほども書きましたが、開き直りましょう。もう提出してしまったわけですから、過去は振り返らない!

次に、1日目終了後に採点するのが望ましいか、どうかという議論もあります。
「自己採点して2日目に挑む」のか、
「採点をせずに2日目に挑む」のか。
これは正直どちらとも言い難いですね・・・。

前者のいいところは、翌日(2日目)にどれだけ得点すれば合格基準を超えるのかはっきり把握できることです。それで、あと何点だからいける、と自信をさらに持つことができます。
しかし良くないことは、得点できていなかった時に焦りと不安が増幅します。

後者は、出来が分からない中でのドキドキがあることです。メンタルコントロールがあまり上手でない方は採点しないことが良いと思います。

薬剤師国家試験は1日目が必須問題と理論問題、2日目が実践(複合)問題です。
この中で最も正答率が高い範囲は「必須」、正答率が低いのは「理論」です。
試験1日目終了後に採点をすると、その後半を占めるのが「理論」で、問題数も必須より多いですから、正解できていない問題を多数目にする可能性が高いです。
やはり誤答が続くと少なからず心はダメージを負うわけです。
「理論は正答率低いカテゴリーだし、まぁ仕方ない」と割り切れるなら良いのですが、やはりそうはいかないと思います。
そのため1日目終了後の採点はしないのが良い気もします。「それでも採点しないと気になって・・・」という方は、正答率の高い「必須」のみを採点する、のも一つですね。

もちろん試験終了後の採点は問題ありません。

いかがでしょう。少しでも参考になれば嬉しく思います。

体調管理を気をつけてベストを最善を尽くしてください。
もし体調を崩した方がいたとしても決して焦らないでください。やってきたことがすべて無くなるわけではないですから、焦らず早く治すことに専念してください。
スタッフ一同、受験生を応援しています!

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