減塩の新しい考え方「かるしお」
こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。
突然ですが、このマーク(画像右下)をご存じですか?
「かるしおマーク」
かるしおとは、国立循環器病研究センター(国循)が推奨する「塩をかるく使って美味しさを引き出す」減塩の新しい考え方です。
循環器疾患の究明と克服に向け、一人ひとりが健康でいられる社会をつくる、という願いを込めて、減塩だけでなく、循環器疾患・予防への対応を考えた美味しい食事生活を広げるためのものです(食品選択の目安とするもので、認定された製品は、特定の効能効果を示すものではありません)。
<参考:かるしお認定基準(一部抜粋)>
1)弁当、飲食店の定食、丼物等
1食あたり 600kcal 程度、タンパク質 25~30g、脂肪エネルギー比 25%以下、食塩 2g未満、及び野菜使用量150g 以上
2)単品惣菜等、調味料類、インスタント食品等の加工食品等
同質の他の食品より 30%以上食塩をカットしている
東日本大震災被災後の生活は、非常食の支給による塩分過剰摂取や不活発状態等から高血圧や肥満が悪化し、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患の増加が危惧されました。
非常食こそ、おいしく減塩に配慮した食品でなければならないと考え、今後は「かるしおマーク」が非常食選択の目安となることも考案されています。
関連ページ)かるしおプロジェクト(国立循環器病研究センター)
国立循環器病研究センターのかるしおプロジェクト公式HPです。かるしおプロジェクトは国民の循環器病予防のための食生活改善を目的に、減塩の普及活動、レシピの紹介、かるしお認定制度、お料理コンテスト、イベント活動などを行っています。
CBT試験や薬剤師国家試験では、衛生分野における「日本人の食事摂取基準」、「健康増進法、21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」など、また病態・薬物治療分野や実務分野など様々な分野で、塩分(食塩)摂取が高血圧症予防の観点で問われることがありますので、関連づけて理解しておきましょう。
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