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検査値のお話:γ-GTP

こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。

今回は検査値の中から「γ-GTP」についてお話させていただきます。

γ-GTPの基準値は以下の通りです。
男性:約50IU/L以下
女性:約30IU/L以下

ではここで問題です。
「γ-GTPの値が基準値を越えるような場合、どのような疾患や状態が考えられるでしょうか?」







正解:肝硬変や肝障害、肝炎、一部の薬剤の摂取、アルコール類の摂取など。

γ-GTPは主に腎臓、膵臓、肝臓などの上皮細胞に含まれる酵素であり、アルコールによる肝臓障害や肝臓・胆道病時に上昇します。
高値の場合は肝硬変・アルコール性肝障害・薬物性肝障害・脂肪肝・慢性肝炎などが疑われます。

特にアルコールの摂取に敏感に反応しますが、お酒を飲まない人でも抗生物質や解熱鎮痛薬、抗てんかん薬、強力精神安定剤、抗うつ薬、ステロイド、漢方薬やサプリなどでも上昇することが知られています。

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓からのメッセージが、このγ-GTPには込められているわけですね!ふむふむ。

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