この化学構造の医薬品は何でしょうか?
こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。
この化学構造の医薬品は何でしょうか?
答えは・・・
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解答:ビタミンB2(リボフラビン)
先日、チーズなどに多く含まれるチラミンが偏頭痛の原因になりうること、またその改善には大豆製品などの摂取が良いとお伝えしました。
(参照:この化学構造の医薬品は何でしょうか?チラミン編)
その理由が、大豆製品などに含まれる「ビタミンB2」にあります。
このビタミンB2には偏頭痛の改善・軽減が報告されています。大豆製品の納豆をはじめ、豚や牛、うなぎ、卵黄、アーモンドなどにはビタミンB2が多く含まれるので、偏頭痛持ちの方はこれらの食品の摂取を心がけましょう!
ちなみにこのビタミンB2(リボフラビン)は水溶性ビタミンでしょうか、それとも脂溶性ビタミンでしょうか?
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正解:水溶性ビタミン
「脂溶性ビタミンの覚え方は“これだけ”」とよく聞きますが、その“これだけ”の“D・A・K・E”を踏まえて“ビタミンD・ビタミンA・ビタミンK・ビタミンE”と当てられていますね。
そう覚えてしまうのも一つです。
今回は化学構造式から考えましょう。化学構造を見ると、側鎖に親水基である水酸基が4つ(テトラオール)存在しています。その結果、このビタミンは水に馴染みやすく、水溶性が高いと判断できます。
その他、水溶性が高いゆえに、体内に貯留しにくく、尿中に排泄されやすいため過剰摂取の心配はほとんどないことも判断できます。
このように化学構造から考えられるようになるとより知識が深まります。色々な視点で見る意識を持つと楽しくなりますよ!
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