Commewの質問箱「薬学4年生CBT試験対策を始める方へ」
こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師の「Commew(コミュー)」です。
ご質問ありがとうございます。
質問
薬学4年生です。
11月にCBT受験予定で、CBT対策の問題集と参考書を買いました。
ゾーンごとに3つに分かれていますが、正直どこから手をつけていいかわかりません。
8月頃までに一周したいのですが、どのように進めていけば良いでしょうか。
ざっくりしててすみません・・・。
回答
こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師の「Commew(コミュー)」です。
ご質問ありがとうございます。
8月頃までに一周することを希望されているなかで、購入されたCBT対策問題集と参考書が何かは分かりませんが、ある種のものは全6冊で、約4,000ページ(参考書2,300ページ、問題集1,700ページ)です。そのため、単純に5~8月の4ヵ月で全体をみるには1ヵ月1,000ページ(問題集だけならば425ページ)のペースが指標の一つになります。
次に手をつける部分です。
薬学部のCBT試験はゾーンが3つ(1 基礎系、2 医療系、3 基本事項・薬学と社会・衛生薬学・薬学臨床)に分かれています。
ゾーン3の領域は夏以降からでも得点源にしやすいので、早期はゾーン1(基礎系;物理系薬学、化学系薬学、生物系薬学)と2(医療系;医療薬学[薬理・薬物治療系]、医療薬学[情報系]、医療薬学[薬剤系])に注力してください。
特にゾーン1の領域を苦手とする学生さんは多いですし、この領域の科目の成績は、6年生に進級した際の成績と相関することが多いです。
4年生で適当にしていると6年生で大変苦労しますので、春~夏はこの領域を特に意識して得意分野にしてほしいです。
本来の目標は問題を解くに限らず、例えば化学では化学反応の矢印をしっかり書けるようになることが望ましいです。
ゾーン2(医療系)の領域で、薬理は色々な科目への広がりが大きいため、もし苦手意識が強いならば先行することをオススメします。
特に自律神経系や二重拮抗支配のあたりをまず押さえてもらうと良いです。
以下、CBTにおける取り組む際の最低限のポイントです。
【物理系:物理化学、物理薬剤学】
用語の定義、単位、重要な公式(指標同士の比例、反比例などの関係性)、現象とその名称、など
【化学】
化学反応(主生成物や試薬、触媒)、など
【生物系】
栄養素(種類、代謝(原料と生成物、反応様式)、ビタミン(別名、含有金属、役割、欠乏症))、分子生物学(用語の定義、酵素の役割)、機能形態学(部位名称、役割、ホルモン分泌部位)、など
【医療系】
薬理(医薬品の作用機序)、病態・薬物治療(所見、特徴、第一選択薬)、薬物動態(ADME、相互作用)、製剤学(製剤の特徴、通則定義)、など
この社会状況下学生さんは不安も大きいと思いますが、少しでも参考になればうれしいです。
良い一年になりますことを願っています。
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