Commew謎解き：180523＜問題＆解答編［麻疹の予防接種］＞

こんにちは、薬学個別指導／薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew（コミュー）」です。

麻疹（はしか）が猛威を奮っていますが、そこでご質問の多い「麻疹の予防接種」についてお話を少しさせてください。

180523＜問題編＞

＜解答編＞は、そのまま下にスクロールしてください。すぐに見たくない方はご注意ください。

 
180523＜解答編（2018年5月現在）＞

麻疹（はしか）は、10〜12日間ほどの潜伏期間を経て発症し、38℃前後の発熱が2〜4日間続きます。

麻疹ウイルスは感染力が高く、患者1人が10数名に広げてしまいます。
ウイルスは主に空気を介して感染し、ウイルスの直径が小さいため、通常のマスクを装着しても感染は防ぎにくいといわれます。そのため予防手段は、予防接種を受けて抗体を獲得することです。

麻疹は2回のワクチン接種で予防できますが、我が国では2005年まで1回接種であったため、20歳代後半以上の方は免疫（抗体）が不十分です。一方、40歳代以上の方は過去の流行で罹患しているため免疫があります。
平均的な出産年齢の30歳前後の多くが免疫をもっていないとみられています。妊娠中の女性は重症化したり、流産のリスクが高くなるため、2カ月は妊娠を控えるのがよいです。

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