Commew謎解き:180404<解答編[桜の葉と香りの関係]>
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先日のCommew謎解きの<解答編>です。
180404<解答編>
答え:クマリン
本日は桜の葉について。
桜はバラ科サクラ属に属する植物です。すべての品種において食用に適しているわけではないですが、果実は一般に「サクランボ」として食されています。他に食品に利用されているものに桜の葉があります。
例えば桜餅。
桜餅を食べると甘い芳香臭がします。この芳香臭は「クマリン」という化学物質の香りです。
桜餅の製法のうえ、桜の葉を塩漬けにします。桜の生の葉には塩漬けの香りはありませんが、桜の葉を塩漬けにすることで香り、つまりクマリンが発生します(化学反応は省略します)。
そのため、桜の葉は香りを移したり、包んだ餅の乾燥を防ぐ目的で使われています。
しかしクマリンを経口摂取した場合には肝毒性がありますので、現在我が国では食品添加物としては認められていません。人工的に桜の香りをつける場合にも他の物質が使用されています。桜餅を食べるときに桜の葉も一緒に食べる方がいますが、多量に食べる場合には注意してくださいね。
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