この化学構造の医薬品は何でしょうか?
こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。
前回はインフルエンザ治療薬の「タミフル(成分名:オセルタミビル)」について書きましたが、インフルエンザではなくとも、風邪の方も非常に多い季節です。
熱や咳、鼻水に悩まされる患者さんもいらっしゃいますし、お腹風邪の患者さんも多くいらっしゃいます。寒い上にお腹が緩いと辛いですよね・・・。
そこで問題です。
「この化学構造の医薬品は、止瀉薬として下痢の症状などに処方されるものです。さて、何でしょうか?」
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正解:ベルベリン
ベルベリン(berberine)はベンジルイソキノリンアルカロイドの一種であり、主に止瀉薬として下痢の症状に処方されます。
ちなみに、このベルベリンは天然物由来の医薬品です。
では続けてご質問です。
「このベルベリンを含有する植物の名前は何でしょうか?」
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正解:オウレン、オウバク(オウバクは生薬名であり、植物名はキハダとも呼びます)
特に、オウレンはキンポウゲ科植物の根茎を、オウバクはミカン科植物の樹皮を薬用部位とします。
漢方薬などでは、黄連解毒湯などに配合されています。
身近に存在する植物に含まれる成分が様々な疾患を改善してくれる。
「薬」とは意外に身近なものでもあるわけですね~。深い~。
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