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Commewの質問箱「薬理単語帳の作り方」

こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師の「Commew(コミュー)」です。
ご質問ありがとうございます。

質問

薬理の単語帳を作りたいのですが、表は薬の名前、裏は作用機序を書こうと思うのですが、作用機序はどこまで詳しく書いたらいいのでしょうか?

回答

こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師の「Commew(コミュー)」です。
ご質問ありがとうございます。

シンプルに「その薬物の主たる作用機序のみ」を書くのが良いと思います。
具体的には「表:ブチルスコポラミン 裏:抗コリン薬(もしくは副交感神経系の抑制)」という記載です。

例えば「ブチルスコポラミンは眼圧を上げるのか?下げるのか?」という問いがある場合、
「ブチルスコポラミンが抗コリン薬で副交感神経系を抑制する」ということが分かれば対応できます。そのため、シンプルな対応がまず重要だと考えます。

もしも「副交感神経系の抑制によって、眼圧がどうなるかが分からない」場合は、自律神経系の理解が必要ということですので、今回とは別に「分類表」の活用を検討して押さえます。
自律神経系ならば、交感神経系と副交感神経系に分けて、さらに興奮様薬と抑制薬に分けて、4つに大きく分類する、などです。

余談ですが、このように「抗コリン作用=副交感神経系の抑制=眼圧は上がる」と分かっていると、「緑内障に抗コリン薬は禁忌」と理論立てて考えることができるようにもなります。
以上、薬理をベースに他の科目へ活用する方法の紹介でした。

一方、病態を把握した上で、上記逆の手順で薬物の作用機序を把握する方向もありますが、ご質問者の現学年(科目の履修状況)やどちらがご自身に合うのかは好みがありますので、色々とアプローチしてみてください。

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注)学術的な内容にはお答えしかねることがありますのでご容赦願います。
Commewの質問箱
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