スポーツファーマシストのお話「ドーピング禁止物質確認サイトのご紹介」
こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。
スポーツファーマシストの資格を取得して、薬剤師国家試験対策という講習会の場で学生さんに向けてアンチ・ドーピングなど色々なことをお話させていただくことができるのはありがたいことです。
さらに最近イベントスペースにスポーツ関連の大手企業様のご利用もあり、スポーツファーマシストの重要性を現場の目線で聞くことができました。
先日は資格更新の勉強でした。
市販薬について、商品名が一部異なるだけで含有成分が異なります。
「新~」と付いていたり、「~錠」「~顆粒」「~プラス」などと、同会社の商品でも成分は全く異なります。また、名称が同じでもリニューアルによって成分が変わるために注意しなければなりません。
また、関係者の方々はご存じと思いますが、薬剤師はじめアスリート及びサポートスタッフ等関係者のみなさんへ「ご自身の薬についてドーピング禁止物質かどうか確認できるサイト」をご紹介させてください。
「Global DRO」
正式には、「Global Drug Reference Online」と言い、薬の商品や成分を検索するためのサイトです。
競技者及びサポートスタッフ等関係者の方々に対し、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の現行の禁止表に基づき、禁止物質についての情報を提供しています。
日本のみならず、アメリカ、カナダ、イギリス、スイス、オーストラリア、そしてスウェーデンの7カ国の協力により展開されています。
検索上位(現時点)は以下の通りです。
1位:鎮痛薬(ロキソニンやロキソプロフェン)、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)
2位:抗炎症薬(プレドニン錠)、
3位:喘息吸入薬(アドエア)
決して間違えないで欲しいことは、「このサイトに掲載されていないからといって、それがドーピング対象物質ではないとは言えない」ことです。
まだすべての商品や成分が掲載されているわけではありませんので、特に薬剤師はその点を把握した上で、アスリートの方々への適正なアドバイスを行う必要があります。
今回ご紹介はほんの一部です。やはり現場の方の話と合わせて学習すると理解しやすかったですが、これは薬剤師国家試験対策の勉強を現場と合わせると入ってきやすいことと同じですね。
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