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昔のおくすり「ハイタのトンプク 歯痛散」

こんにちは、薬学個別指導/薬学オンライン家庭教師・自習スペース・イベントスペース運営の「Commew(コミュー)」です。


昔のおくすりのパッケージ、ラベルや薬袋をご紹介します。
昔のおくすりのパッケージに描かれているイラストやキャッチは、多少いきすぎており現代の法律にかかりそうなものもありますが、レトロで今見ると斬新です。
(情報は可能な限り精査して掲載しておりますが、お気づきの点等がありましたらご教授ください)


製品名:ハイタのトンプク 歯痛散
製造:近江製剤株式会社(現在の社団法人滋賀県薬業協会)
年代:1900年頃(明治中期~)

「ハイタのトンプク(歯痛の頓服)」というキャッチが分かりやすいですね。

製造していた近江製剤株式会社は1891(明治24)年に設立された会社で、現在製薬業が盛んな滋賀県甲賀町の配置売薬のはじまりにあたる会社組織の一つです。
甲賀の薬は、江戸時代にいたとされる甲賀忍者の経験を活かして配置売薬により広まったとされています。
その後他の会社組織とともに、1956(昭和31)年に「滋賀県薬業協同組合」にまとめられ、滋賀県の家庭薬工業は富山、奈良と並んで三大配置薬県として発展しました。
さらに、1971(昭和46)年に滋賀県内の地場企業と進出企業を含む配置業者を含めて「社団法人滋賀県薬業協会」が設立され現在に至ります(参考1)。
参考1)滋賀の地場産業としての医薬品産業の生い立ち(一般社団法人滋賀県薬業協会)

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