AI が活躍する現在、薬剤師に求められるのは、単に処方箋に記載された薬をそのまま調剤するだけではなく、飲み合わせや患者さんのコンディションを読み取り、その時々で臨機応変に適応する力です。そのためには、どのような判断を下すべきか「自ら考える力」がなければ対応できません。また、研究に進む人も一つの結論を導くためには、単にマニュアル化されたものをこなすだけではなく、色々な実験を試みて、多様な結果を推察しなければなりません。つまり、問題解決能力の育成、思考力の向上がなければ将来現場に出ても通用しなくなります。これらを実現するために薬学6年制教育では色々な角度から考える力を求めるようなプログラムが作られています。